非常事態宣言が終わり、街中にも少しずつ人波が戻ってきました。
海外ロックダウン中の人達も、少しづつ動きだせる人達がでてきたようですね。
私もコロナ対策をしつつ、今まで貯めていたことを少しずつしていこうと思います。
こんにちは。Ao-haru旅のAoです。
教員を辞めて世界一周をしていました。(現在はまた教員やってます)
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今日は青年海外協力隊について書きたいと思います。
実は世界一周後の進路として青年海外協力隊に参加し、海外の学校で働くことを考えていました。その辺の過程についてまとめていきたいと思います。
青年海外協力隊とは?
青年海外協力隊とは、日本国政府が行う政府開発援助 の一環として、外務省所管の独立行政法人国際協力機構が実施する海外ボランティア派遣制度である。募集分野には農林水産、人的資源、保険・医療などがあり、さらに120以上もの職種に分かれている。2019年9月末現在までに92ヶ国、計45,294名の隊員が派遣されている。(wikiより)
国際協力としてまず上がるのが青年海外協力隊ではないでしょうか?
私も小さいときからテレビや本などで協力隊の人の話は聞いており、そんな人が世の中にいるんだと興味を持っていました。
最近では、ABC朝日放送テレビ 『世界の村で発見!こんなところに日本人』で青年海外協力隊隊員やそのOBの活動を見ることも多くなってきました。
志望理由
青年海外協力隊には、さまざまな派遣要請があり、多種多様な人材が活躍しています。
私は中学校で理科教員として働いてきたので、人材関係での派遣を志望していました。
主な志望理由を箇条書きにまとめると以下の通り。
・テレビなどの媒体で、日本人が海外に学校を建てたり、医師や農業支援で海外の人の役に立っていることを知り、自分にできることをしてみたいと思った。
・また、学生時代に東南アジアを周った時に、現地の人と触れ合う旅にグッとカンチュリーだ。この橋は日本の支援で建設されているんだという生の声を聞き、日本人であることを誇りに思うとともに、自分にできることもしていきたいと思った。
・中学校学校教師として、生活する中で、このままこのサイクルでの定年まで働くのかと考えたときに、違うことに挑戦してみたいと思った。
・教員として働く中で、大学を卒業して教員の世界しか知らないこと、同質性(地元の教育大出身者、体大出身者が多い)、狭いコニュニティーに違和感を感じた。
・世界一周をする中で、どうしようもない格差(物価、最低賃金、ホームレス、ストリートチルドレン、スリ)を目のあたりにするとともに、現代のグローバル化に対して、危機感と可能性を感じており、日本以外のところで生活し、仕事をしてみたいと思った。
・途上国には、これから発展していくチャンスがたくさんある。この手助けをしたい。今までの自身の知識、経験を使って、少しでも子供たちの人生にプラスになることをしたいと思った。
・要請を見ると、途上国の多くの国が理数教育に課題を抱えており、自らの個別指導塾や教師としての経験が活かし、教育課題解決の手助けができると思った。
(志望理由を書いたときのメモから取ってきているので少し乱雑ですがこんな感じです)
選考課程
実際の選考はどのような感じだったのかまとめていきます。
一次選考
※年によって変わる可能性があるのでホームページ要確認。
①応募者基本情報【応募者調書】 顔写真アップロード
履歴書のような基本情報を入力していきます。
②適性アンケート(希望職種・要請の申告)
多種多様な募集職種から職種を選択し、要請を第一希望、第二希望、第三希望の3つ選択します。
(※2020年春募集から職種をまたいでの応募が可能となった?)
③語学力申告 語学証明書アップロード
主にTOEICなどのスコアを記入します。要請によってはスコアによる派遣基準が設定されている場合もあります。一般的に中学卒業程度(英検3級もしくはTOEIC®スコア330点)の英語力が最低限設定されています。。
④志望動機【応募用紙】
私の時の質問は以下の通り。
(1)
①ボランティア活動に参加する動機、抱負について記述してください。 (260字)
②ご自身が考えるボランティア活動の意義、目的を記述してください。(260字)
(2)
選択した職種に関し、次の(1)~(4)の項目について具体的に記述してください。
①この職種を選択した理由(260字)
②この職種に対するご自身の経験(実務等)、技術適合性(セールスポイント)を具体的に挙げ記述してください。その際、ご自身の選んだ要請内容に対しての技術適合性についても触れてください。(850字)
③この職種に携わる際に想定されるご自身の弱点を記述してください。(190字)
④自己PR(希望した職種に関係する経験以外で特筆すべき経験を記述してください。(240字)
(3)
実際に派遣された場合、どのようなボランティア活動を行うのか、活動内容、日常生活を含めて具体的に記述してください。
(4)
帰国後、参加経験をどのように生かしたいか記述してください。
記述量はなかなかありますが、質問事態はやりたいことが明確ならそこまで書きにくいところはありません。よく対策で経験者などに添削してもらうなど書いている人もいますが、私は作りこむのが嫌だったので、思っていることを率直に書くようにして一切添削は受けませんでした。
⑤活動経験履歴【技術調書】
希望職種に関する経験などを書きます。
⑥健康診断書の提出報告
割とめんどくさいのがここ。健康診断を受ける必要があります。世界一周中に海外で受けることも考えましたが、フランスで見積もりを取ると10万かかると言われ、日本に帰国して受診しました。割と基準が厳しいようで私もいくつかの項目で再受診となりました。
健康診断以外はweb上で完結します。
二次選考
一次選考の結果合格を頂けたので2次選考に進みました。
二次選考はJICAが指定した会場で面接(職種によっては試験や作品の提出もあります)が実施されます。
二次選考は要請とのマッチングとストレス耐性を見ているようで主な質問は以下のようなことを聞かれました。(要請によって異なる。
・なんでこの3国選んだの?
・なんで小学校教育なの?
・算数教えた経験は?
・要請と違った内容になったらどうする?
・現地の先生とどうやってコミニケーションをとる?
・なんで先生辞めたの?
・ストレスたまったらどうする?
・どうやって周りを巻き込んでいくの?
合格辞退の過程。
結果2選考でも合格を頂き、候補生としての採用が決まりました。
私は結果的にさまざまな理由により辞退しましたが、その理由について以下にまとめます。
少し愚痴やJICA批判も入りますので、気分の害される方は読まないでください。
第三希望外での合格であった。
一つ目の理由は第三希望外での合格であったことです。
選考で第三希望まで派遣要請を書けるのですが、合格をいただいた要請は、そのどれにも当てはまっていませんでした。希望国(地域)、学習言語、派遣内容とも割と真剣に選び、面接でも希望を伝えたつもりでしたが、全く反映されていない要請での派遣でした。面接中にそういった話や事前の電話確認等あれば変わったかもしれませんが、かなり不信感がわきました。
2年間という短くない時間を投資するので、自分でもかなり調べて選んだだけになんだそりゃという気持ちになり、合格はしたが素直に喜べない自分がいました。
派遣時期が希望外
2つ目の理由は派遣時期が希望外であったことです。世界一周から帰ってきた4月からの訓練開始を希望していましたが、採用は翌1月の訓練開始の隊でした。学校は基本的に1年単位の動きになるので4月~1月の中途半端な期間に新しい仕事をみつけなければならずかなりの負担になると感じました。
学校現場への派遣を希望していたが、教員養成校
学校教育分野の派遣は主に、学校現場、教員養成校、社会福祉施設に分かれています。私は学校現場への派遣を希望していましが、決まったのは教員養成校への派遣でした。講師経験しかなく、ちゃんとした研修もほとんど受けたことがないので、教員養成校への派遣は正直荷が重かったです。様々な経験を積んだ上での養成校ならわかりますが、今ではない気がしました。
折角南アフリカから面接のために帰ってきたのに、テレビ電話
2次選考のため世界一周を中断し、日本に帰ってきたのですが、二次選考はジャイカの施設でのテレビ電話でした。しかも途中で映像が切れるというお粗末な始末。テレビ電話ならそもそもweb上でいいのでは?
小学校へのインターン必須
一番ネックになったのがここです。派遣は小学校の教員養成校だったのですが、私は中学校での勤務経験しかないので、事前研修で小学校へのインターン(10日間)が必須になっていました。希望していない教員養成校への派遣なので、教員としての技能が認められているかと思いきや、教員としての資質、能力を補充するためにインターン必須というなんとも矛盾した対応に大変違和感を感じました。また、小学校へのインターンは自分で交渉してまとめばならず、4月~1月までの仕事を見つける上で、大変負担に感じました。
(というかこんな条件、学生か無職かバイトの人じゃないと無理だと思うんだが。。。)
辞退前に派遣時期の変更や合格要請の変更ができないのか、電話で問い合わせましたが、できないとの回答でした。そもそも希望要請での合格でなく、協議なく勝手に決めておいて変更できないなんてなんて身勝手な選考なんだろうと感じました。
悩んだのでネット等で調べると割とこのようなことはあるあるなようでした。よくも悪くも役所仕事のようです。
ここで考えた参加するメリット・デメリットが以下の通り。
メリット
・JICAの手厚い支援。(資金面、言語学習)
・言語、異文化などの各種経験。
・さまざまなバックグラウンドを持った人との出会い。
・英語若干通じる?
・親日?
・近いから何かあったときにすぐ帰れる。
・○○とか日本の他のNGOの支援が割とはいっているからコラボして色々できそう。
・大学生が多い印象。
(特定を避けるために少しぼやかして書いています。)
デメリット
・そもそも協力隊である必要があるのか?
・フットワークが重い。(許可が必要なものが多い)
・成果が求められない。出にくい。
・マッチング、要請等が一致しない可能性がある。
・書類が多い。
・お役所仕事。
さんざん悩んだ結果、参加するのは今ではないという結論に達し、辞退しました。
※結果的にコロナの影響で派遣停止になっているので結局行けなかったが。。。
今後のこと
青年海外協力隊はメリット、デメリットがあると思いますがそれでもまだ行きたいという気持ちは強いです。
ただ、30代が近づいてきたので、そろその先のキャリアも考えなくてはいけない時期になってきました。
当面は今年の教員採用試験を受験し、その結果次第で今後の身の振り方を考えたと思います。
(もし、合格できたとしても、私の自治体は採用5年目からしか行くことができないのでタイミングとしてはギリギリ)
次受けるときは、もう少し希望をはっきり伝えよう笑。
p.s 一応合格したので、選考過程でご質問ある方は気軽にどうぞ。
でわでわ。
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