前回の投稿から1か月ほど経ってしまいました。
この仕事をしていると、週末もなかなか時間が取れません。
学校現場も少しずつ日常生活を取り戻りつつありますが、また感染者が増加、特に学校現場でのクラスターが出てきており心配です。
正直、学校で三密回避なんて無理げーです。。。
そんな中、この4連休では、おそらくどこの都道府県でも部活動の大会が行われています。
いっそもう風邪ですっていってくれるか、重大疫病なので、学校閉鎖にしてくれるかどちらかに振ってくれた方がやりやすい。
今は一番中途半端なんですよねー。
つらたん。
こんにちは。Ao-haru旅のAoです。
教員を辞めて世界一周をしていました。(現在はまた教員やってます)
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前回は教員という仕事のプラス面に焦点を当ててお伝えしましたが、今回はマイナス面です。
ここがおかしい、教員という仕事
長時間労働
昨今いろんな報道が出てきたので一般的にも知られてきましたが、教員は超長時間労働です。
2016年に実施した勤務実態調査によれば、公立校教員の学校滞在時間(平均)は、小学校で11時間15分、中学校で11時間32分に達し、小学校で3割、中学校で6割の教員が過労死ライン(月に80時間の時間外労働)を超えて働いています。
残業代が出ない
厳密にいえば、民間の残業代に相当するものが手当てとしてついていますが、それが勤務実態と大きくかけ離れているのが現状です。
教員の残業代に相当するものは給特法に定めらています。給特法とは「公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法」の略称で、公立学校の教員の給与などにおけるルールを定めている法律です。
1971年に制定され、2019年12月4日に改正法が成立しました。
教員の仕事は労働時間を計算しづらい部分があり、たとえば学校外にいるときや土日祝日、夜間などの労働時間外であっても、生徒にトラブルなどが起こったときは対応せざるを得なくなることがあります。
そのため、残業時間をカウントするのではなく、時間外労働がいくらかあったということを想定して、基本給の4%に相当する「教職調整額」として支給することで対応していました。
自身の経験でいうと、1年目の4月の月残業時間が約120時間、手当としてついていた教職調整額は約14000円でした。
時給に換算するとわずか約116円です。
最低賃金もびっくりな値段です。
教員はある程度の能力を持った集団を定額使い放題にできるという意味で最強のサブスクリプションサービスです。
授業以外の仕事が多すぎる
教員の仕事と言えば、授業をイメージする人がほとんどでしょう。私自身もそうでした。
しかし学校現場に出てみるとそれ以外の仕事に手を取られ、授業準備に十分な時間が取れないのが現実でした。
生徒指導、事務処理、教育委員会からの各種アンケートや事務仕事、保護者対応、行事の準備、委員会、採点、テスト作成、部活動など多岐にわたります。
教科指導の専門家として採用されたにも関わらず、ありとあらゆることを求めれれます。
問題児、モンスターピアレントの増加
体罰は肯定しませんが、昨今の教員は手足縛られた状態でこのような生徒と対峙しています。生徒側もこちらが手を足せないのがわかっているのでなめている場合もあります。少年法と体罰で守られているわがまま小僧に全裸で向かっていくのもなかなか大変なものです。
教員の社会的地位も低下しているため、保護者が教員を見下している場合もあります。家庭でそのような発言を聞いていると、学校で全くいうことを聞かなく子や、学校で行った指導が家でひっくり返されることも増えてきた印象があります。
校長に権限がほとんどない
一部まれに優秀な校長さんもいますが、ほとんどの校長は定年までなんの問題も起こさずに退職することを望んでいます。それゆえ、独自の改革や革新的な進歩は学校においてほとんど起こりません。成果を出すよりも、現状維持、問題を起こさないことが是とされます。
そして意思決定も非常に遅い。校長会、もしくは教育委員会の決定がないとなにも決まりません。
ICTがくそ
GIGAスクール構想が進んでいますが、学校のICT環境はくそです。私の勤務校は校内Wi-Fiはおろか、教員用パソコンのインターネットの接続も制限されています(過去に不祥事があったためらしい)。いまだに一太郎を使っている先生もいます。
当然教室にプロジェクターなどありません。その状況で使ってくださいと箱だけ送ってこられてもなんとも厳しいのが現状です。
(私は使いたい方の人ですが、アプリやソフトのダウンロードにも制限があり、大変使いずらい・・・)
新年度の引継ぎが皆無
一般企業ならありえないと思いますが、新年度の業務引継ぎがありません。1年目入った時これにはびっくりしました。前年度の担当者が転勤していた場合は最悪です。資料を残してくれている場合はいいですが、なんの資料も残っていない場合も多いのでまた一から作成しなおさないといけないなんてことも。
問題点の放置が日常茶飯事
会議で話題になったことの結論が「今年度は例年通りで、来年度から考えていきましょう」になることがほとんどです。その繰り返しです。なにも変わりません。特に発言力のある先生が長年勤めている場合はやっかいです。新しいことをするのはしんどいですからね。現状維持が一番楽なのです。
変な慣習が多い
最近は減ってきましたが学校独自のルールがあります。これがめんどい。意味はありません。今までそうだったから、という理由のみです。
ややこしい先生が多い
変人が多いです。はい。
生徒がしんどい学校よりも職員室がしんどい学校の方がしんどいです。お局はじめ、どの学校にもスイッチが入るとややこしい先生が一定数います。1年目は職員室内の力関係の把握と地雷を踏まないように気をつける必要があります(喧嘩したいなら別ですが別にいいことはない。時間の無駄)
まとめ
ネガティブな部分ばっかり並べましたが、最高の仕事ですよ。
まじで。

おススメはしませんが・・・。
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